【so cute】ノイズ×蒼葉


いつものように病室のドアをノックしようした俺は中から聞こえてくる声に手を止めた。
手元を見ると、ドアが少し開いていた。
聞こえてくるのはクスクスと笑う女の声。
えっ?女って……。
モヤッとする気持ちを抱えながら、俺はドアの前で逡巡した。
開けるべきか……それとも…
そんな俺の眼の前のドアがいきなり開いた。

「わっ」

中から出てきたのは白衣の天使だった。いや、胸のデカさからすると白衣の女神か。

「あら、ごめんなさい」

クスッと笑う艶っぽい唇が大人の女性を感じさせる。

「あ、いえ……俺の方こそ」

ペコッとお辞儀をして、俺は部屋の中へと入った。
残り香だろうか。さっきのナースの放つ妖艶な甘い香りが部屋に漂う。
あんな美人なナースと何を話してたんだろうと、余計な詮索が頭を擡げてくる。

「何してんの?」

ベッドからノイズが声を掛けてくる。
ノイズの様子からは何も探ることができない。

「……検診とかだった?」

それとなく訊いてみると、ノイズが俺の顔を見つめてきた。

「何だよっ」

「もしかして、妬いてんの?」

問われて俺は顔を赤らめる。

「んなわけねーだろ」

動揺を悟られないように言って、俺は大股にベッドに近付いた。
カバンを下ろして上着を脱いで、いつものように丸椅子に腰かける。

「ほら、これ、もらいもんだけど食えよ」

俺はヨシエさんからもらった苺をノイズに見せた。
けど、ノイズは苺じゃなく、俺の顔を見てる。

「気になってんじゃねぇの」

「なっ、何が?」

内心焦りながら平静を装う。

「だから、さっきの巨乳ナース」

巨乳って……確かに胸デカかったけど……ノイズもやっぱりそこに眼がいったのかと思うと、複雑な気持ちになった。
つか、俺、そんなコト考えるなんてヤバくね。

「気にしねーって、つか、巨乳好きなの?」

「ほら、気にしてんじゃん」

図星を指されて、顔が益々熱くなる。

「言ってろ。お前、食べないんだったら、俺が一人で食うからな」

俺はヨシエさんからお友達への見舞いにともらった苺を、袋から出した。
途端、甘い香りがして、さっきのナースの香りを消してくれる。

「いただきまーす」

そう言ってから苺を口に入れようとしたら、ノイズに手を掴まれて引っ張られる。

「おいっ、何す…」

言いかけた言葉が恥ずかしさに消えてしまう。
ノイズが俺の手から苺を食べてしまったから……ご丁寧に俺の指まで舐めてくる。
俺は慌てて手を引っ込めた。

「甘い」

そう言ったノイズの舌がチラリと見えて、ドキッとする。
あの舌で舐められたって思うと、ゾクゾクした。

「もっと食べさせて」

平気な顔で甘えてくるから性質が悪い。
生意気なノイズがたまに見せる素直さはちょっと可愛いなんて思えて、断れなくなる。

「……しゃーねーな。特別サービス。感謝しろよ」

俺はさっきのヘタを袋に捨てて、もう一個の苺のヘタを持った。

「ほら、あ〜ん」

苺をノイズの口に持っていきながら、俺はうっかりそんなことを口走ってしまった。
後から羞恥心が湧いてきたけど、遅かりしだ。ノイズがクスッと揶揄うように笑う。

「アンタさ」

何を言われるのかと身構えてたら、

「可愛いな」

なんてこっ恥ずかしいことを、悩殺ものの笑顔で言ってのけた。

「バッ…バカッ…」

「顔真っ赤。ほんと、アンタって可愛い」

反論するより早くノイズが苺に齧りついて、また俺の指まで舐めてくる。

「指まで食うな」

手を引っ込めて、またヘタを袋に捨てた。
もう一つ食うかなと、苺に手を伸ばすと、ノイズに邪魔された。

「今度は俺がアンタに食わせてやるよ」

ノイズは苺のヘタを持つともう片手で苺を固定してヘタを取ってしまった。先にヘタを取るのは育ちが良いからなのか。

「あーん」

俺の真似をしてノイズが苺を俺の口許に持ってくる。
照れながら口を開くと細く長い指が俺の口の中に入ってきた。
苺を噛もうとしたらノイズの指も噛んでしまう。
眼で合図するもノイズは俺の口の中を指で弄ってくる。

「んっ…んんんっ」

「気にせず食えよ」

気にせず食えるかって言ってやりたいけど、口が自由にならない。
しょうがないから舌で潰すようにして飲み込む。

「んっ…ふぅっ…」

ノイズは俺の舌や歯裏を散々指で弄ってから、漸く指を抜いてくれた。
俺の唾液で濡れたノイズの指がそのままノイズの口に運ばれる。

「おいっ、何してんだよっ」

音を立ててしゃぶられて、恥ずかしさから身体が熱くなる。

「エロガキ」

「アンタのがエロいよ」

ノイズの顔が近づいてきて、ドキドキした。
思わず、ギュッと眼を瞑る。
けど、一向に唇が重ならない。
不思議に思って、眼を開くと至近距離で俺を見つめてるノイズと視線が絡む。

「ノイズ……何だよ」

「期待した?」

「っ、してねーよっ」

熱くて堪んねーっ。
挑発に乗って身体が勝手に高ぶってく。

「素直じゃねぇの」

「どっちが」

 ドキドキする。
心臓の音がノイズにまで聞こえるんじゃないかってくらい、大きく響いてる。

「さっきもナースに嫉妬したって認めねぇし」

「そっ、それは…」

蒸し返されるとは思ってなかった。
つか、俺に嫉妬して欲しい?とかだろうか。

「何話してたか気になんねぇ?」

そんな風に問われたら、ならないって断言できない。
黙ってるとノイズが薄く笑った。

「アンタからキスしてくれたら、話してもいいけど」

「ずりー」

「何で?興味ねぇならしなきゃいいじゃん。つか、キスくらい余裕だろ」

年下に主導権握られるとか、有り得ない。
けど、自分からキスしたら挑発に乗ったみたいで悔しい。
しなきゃしないで余裕ないみてーだし……。

「眼閉じろよ」

せめてもと強気に言うと、ノイズが口許に笑みを浮かべたまま眼を閉じた。
俺はノイズの眼が閉じられたのを確認してから、唇を重ねた。
柔らかい感触が伝わってきて、より一層ノイズを感じる。

「んっ…ふぅ…んんっ」

ソロリと舌で唇をなぞると、ノイズが舌を出してきた。
引き込まれるようにノイズの口の中へ俺の舌が入ってく。
舌を絡めると、ノイズの舌ピアスに触れる。舌でそれを感じながら、俺はキスを深めた。

「ふぅっ…んっ…ん…っ…」

キスしたのは俺の方からだったのに、いつの間にかノイズに支配されてく。
カチカチとノイズの舌ビアスが歯に当たるくらい激しく攻められる。
口の中に溢れた唾液まで啜られて、背筋にゾクゾクとしたものが駆け抜けた。
舌使いでノイズに勝とうなどと百年早かったと後悔させられた。
漸く唇を解放された頃には、すっかり感じてしまっていた。

「余裕なさそ」

シレッとそんなことを言うノイズも頬を上気させてる。

「どっちが」

「俺?俺は……いつもアンタに煽られてる」

ゾクンとするような甘い囁きに、腰が甘く痺れる。

「約束だから、教えてやる。あのナースのこと」

ノイズが俺の耳に唇を寄せる。
息を吹きかけるようにしてノイズが言った言葉に、心臓が壊れそうなくらい跳ね上がった。

「そっ、それって…まさか…」

「さあ、アンタ声大きいから聞かれたんじゃねぇ」

あのナースがノイズにしたのは俺の話だそうで…
毎日、恋人が見舞いに来てくれて嬉しいだろうけど程々にと釘を刺されたらしい。
それって、この病室で俺とノイズがしてたことがバレてるってことだよな。
もうあのナースと顔合わせられない。

「…ノイズッ、何やってんだよっ」

打ちひしがれる俺の腰をノイズが撫でてきた。
ペチッと叩いて払う。

「それ、辛くねぇの」

ソレと指差されたのは俺の股間。
ズボン越しにもわかるくらい盛り上がってる。
俺は慌てて立ち上がった。

「見るなっ。トイレ行ってくる」

俺は苺をテーブルに置いて、ベッドから離れようとした。
けど、ノイズに腰を引き寄せられる。

「なっ何してんだよっ」

ノイズは俺のジーンズを素早く下ろしてしまう。
下着ごとずり下ろされて、恥ずかしい部分が露出した。
完勃ちとは言えないけど、キスだけで感じて先を濡らしてるモノにノイズが指を絡めていく。

「すげぇ、キスだけでこんなにビショ濡れ」

言葉に出されると羞恥心は一気にピークに達する。

「やっ、やめろって」

急所を握られていては下手に動けない。
ノイズがひどいことするとは思わないけど……
つーか、ひどく気持ちいいことをしてこられた。

「んっ…やぁっ…ダメだって…」

「もうバレてんだから今更隠したって意味ねぇじゃん」

そう割り切れるほど、羞恥心は捨て去ってねぇ。

「んっ…はぁっ…んくぅっ…」

ダメだって思うのに、ノイズの指でどんどん俺のモノが形を変える。

「アンタのココは素直だな」

「…っ…もっ…離せって…」

腰を捩って逃れようとするけど、もう遅いってことは自分でもわかってた。

「離していいの?」

逆に問われて、俺は潤んだ眼でノイズを見つめた。
立ってるのも辛いほど、腰がガクガクいってる。
亀頭から漏れる先走りはドロドロと量を増して、ノイズの手を濡らしてる。
こんな状態で放っておかれたら……想像しただけで切なく身体が震えた。
けど、俺が答えを迷ってる内にノイズは勝手に判断して手を離してしまう。

「あぁ…んっ…」

強請るような甘い声が漏れて、恥ずかしさに俺は視線を反らせた。
ノイズが笑ってる。くそっ、カッコ悪い。

「あっ…ちょっと…何してんだよっ」

ノイズが俺の前じゃなく後ろに手を伸ばす。
片手で尻朶を掴んでもう片方の指が俺の窄まりに潜り込んできた。
俺自身の先走りを絡ませた指は濡れてるせいかグイグイ奥まで入ってくる。

「んっ…くぅっ…何して…」

「何って、中解してんの」

言いながら、ノイズは俺の尻の中を指で探るように動く。

「ああぁっ」

簡単に弱い部分を見つけられて、びくびくと陰茎を震わせた。

「ココが気持ちいの」

ノイズが態とソコばっかりを指で擦り上げてくる。

「やっ…ソコッ…いじんなっ…」

やめろと腰を振って逃げようとしたけど逆効果だった。
体内のノイズの指が思わぬところを掠め、強い刺激が走る。
衝動的に陰茎が跳ね上がる。

「くぅっ…んんっ…」

必死で堪えると内股がブルブルと痙攣した。

「欲しい?」

ノイズが興奮した顔で俺を覗き込んでくる。
欲情しきった瞳に囚われると、もう嫌なんて言えなかった。

「……んっ…欲しい…」

「よくできました」

ノイズがチュッと軽く唇にキスしてくる。
カーッと体温が上がるのを感じて悔しいやら恥ずかしいやらで、頭の中がグチャグチャだ。
ゆっくりと中を広げるようにしてノイズが指を抜いていく。
抜かれた途端、物欲しそうにヒクつく後孔の動きを感じてまともにノイズの顔が見れない。

「蒼葉、来いよ」

前を寛げてノイズは自身を露出させた。
ノイズのも俺と同じように堅くなって先走りでヌラヌラと光ってた。
覚悟を決めて、俺はベッドに乗り上げた。

向かい合って座る格好で、俺は腰を下ろしていく。

「んっ…くぅっ…」

ノイズの熱い切っ先が肉を掻き分け潜り込んできた。
ゆっくりと奥まで入れると、中でノイズのがビクビク動くのを感じた。
ヌルヌルで堅いのが中を擦ってくる。
合わせるように腰を動かすと、ノイズの腹のピアスに裏筋が擦れて、あまりの快感に涙が浮かぶ。

「くぅふっ…んっ…」

ノイズが気付いて、俺の目じりに舌を這わせてきた。
優しくされて胸の奥が熱くなってく。

「ノイ…ズ…」

「ソレ、気に入った」

バレてる。
俺がノイズの腹ピアスに自身を擦りつけてるの。
だって、気持ちいい。
けど、恥ずかしい。 
腹に眼を落されて、俺はキュッと唇を噛んだ。
それを解すようにノイズが唇を舐めてくる。

「んっ…ふぅっ…んんっ…」

観念して唇を開くとノイズの舌が入ってきた。
ピチャピチャと、互いの舌を舐め合いながら結合を深める。
ユサユサと腰を動かされて、もうイクことしか考えられなくなる。

「いっ…イく…っ…あぁっ…あっ」

一番感じる部分をカリで擦り上げられ、強い射精感に襲われた。
中に入ってるノイズのを締め付けながら、俺は白濁を放つ。
遅れて、ノイズもブルルと身体を震わせ、俺の中で熱い飛沫を放った。
気持ちよくて全身トロトロになってく。
快感の余韻に浸り、俺がノイズに凭れかかると、ノイズは俺を抱きしめて「可愛い」って言った。
甘えた所作に思われたのか……
冗談じゃねぇぞと思ったけど、優しく背中を撫でられて文句言えない。
悔しいけど気持ちよくて……
俺は更に「可愛い」と言われるのを承知でノイズの肩口に頬を擦りよせた。


END


※ノイズは可愛いですねーっ蒼葉ももちろん可愛いんですけど…ややノイズ優勢でイチャコラしてるといいかと思います。短いお話でしたが少しでも楽しんで頂ければ幸いです。夏にノイズ×蒼葉の本を発行予定してます。ED後のドイツへ行くお話です。シリアス展開も絡め、もちろんラブイチャも散りばめます。またお手に取ってもらえたら嬉しいです。※





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